TKT (Teaching Knowledge Test) とは、イギリスのケンブリッジ大学によって新設された英語教育能力テストです。
TKTのテストは以下3つのモジュールに分かれており、各モジュールそれぞれ80の選択式問題で構成されています。(1モジュール1時間20分)
4を最高レベルとする4段階評価で採点され、ケンブリッジ大学より成績証が発行される、英語を教えるために必要な知識・能力を測定するテストです。
Module 1 — Language and background to language learning and teaching:
日本語で言う国文法のような問題が多く出ます。修飾関係や文中での単語の役割などを理解することは、
このTKTテストのためだけでなく、英語を整理し正しく理解するためにも役立ちます。
英会話スクールのバイリンガル講師は、面接に伴うデモレッスン中に文法ミスをすると採用にならない場合があるので、正しい英語を身に付けるために必要な知識となります。
Module 2 — Planning lessons and use of resources for language teaching:
ペアワーク・グループワーク・ゲームなど、ESLクラスで行われる全てのアクティビティにはそれぞれ目的があり、生徒が達成すべき目標があります。英語が上手に話せれば良いレッスンができるわけではありません。
生徒の上達のための秘訣を学びます。
Module 3 — Managing the teaching and learning process:
英語講師は、生徒のだいたいの英語能力は2~3文話してもらうと分かると言います。
講師は指導のポイントとなる事項をしっかり理解している必要があります。
段階を踏んで生徒の英語を伸ばすにはどうすれば良いのか、クラス全体をどうコーディネートすべきかが問われます。
このような方にTKTテストがおすすめです。
・日本で学校や塾などで英語を教えていた方
・帰国後、教育機関や英会話スクールでの就職をお考えの方
・中~上級のESLで、会話重視のクラスに不満のある方
・日本で習った文法と口語との違いに、混乱してしまった頭の中をいったん整理したいという方
・勉強があまり苦にならない方
・英語自体が大好きでもっと知りたいという方
・感覚ではなく理屈で考えた方が理解しやすい方